自律神経の基本

2022/6/30

こんにちは
レプレ代表の西田です(^ ^)


自律神経という言葉は聞いたことがあるけど
意味や仕組みはまだよく知らないという方のために
基本的なことを書いていきます


自律神経とは、
体で自分の意志ではコントーロールのできない
働きをしている神経系のことを指します


まばたき、瞳孔の開閉、汗、心臓の鼓動、消化吸収などなど


あげればキリがありませんが、
自分の意志でコントロールができないというのは
例えばとても美味しいご飯を食べたときに
消化するのもったいないからお腹に残しておこう!とか
心臓動かすの疲れたから少し止めて休ませよう!とか
誰がどう頑張っても無理ですよね笑


自律神経はそういう働きをしています


まず自律神経は、
交感神経と副交感神経にわかれます


交感神経は集中モード
副交感神経はリラックスモード
この認識でいいと思います


この二つは天秤に乗っている状態で
一方が上がると一方が下がるといった仕組みになっています


自律神経は正常に働いているときは
朝起きるタイミングで交感神経が上がって目が覚め
1日がスタートし朝ご飯を食べ出発の準備をして
出勤するくらいで少しずつ下がり
日中は交感神経と副交感神経がゆらゆらと
上がったり下がったりしています


会議の時には交感神経が高くなり
お昼休憩には副交感神経が高くなるといった感じです
上下ゆらゆらしながら過ごしていき
夕方から夜にかけて
どんどん副交感神経が高くなり眠くなって寝る
となってこれを繰り返します


しかし、自律神経が乱れ始めると
天秤の真ん中のネジが錆びた状態になり
一度上がったものが下がりにくくなってきます


そうすると
交感神経が上がるとそのまま入りっぱなしになり
体の緊張状態が続く、血管が収縮したままになる、
心拍が速くなる、呼吸が浅くなる、便秘になる、
寝つきが悪い、夜中に目が覚めるなどの状態が起きてきます


逆に副交感神経が上がると今度は
起きられない、一日中眠い、一日中体がだるい、
ボーッとする、下痢気味になる、集中できない
などの状態が起きます


なぜ乱れてしまうかというと、
天秤が揺れているのが通常なのでネジは錆びてきませんが
揺れが少なくなるとネジ部分の動きも少なくなるので
錆びやすくなっていってしまうというイメージです


なので、
寝る時間以外ずっと仕事をしたりしていると
ずっと集中をしているので交感神経の時間が長くなり
逆にずーっとカーテンも開けずゴロゴロしていると
副交感神経の時間が長くなります


どちらにせよ天秤は揺れずにどちらかが
上がったまま動かないわけです


天秤が動かないから錆びる
錆びると一度上がったものがなかなか下がらず
下がったと思ったら今度はもう一方が上がりっぱなしになってしまう


これがひどくなると自律神経失調症というものになってしまいます


では、自分ではコントロールのできない
自律神経を調整するには何をしたら良いか


自分の意志ではコントロールができませんが
外部からの刺激によっては変化をさせることができます


それは温度と呼吸です


冷たいのが交感神経
温かいのが副交感神経


息を吸うのが交感神経
息を吐くのが副交感神経


ということは、
交感神経が強い人は
体を暖かくしてたくさん息を吐くように意識をする


副交感神経が強い人は
少し体を冷やして少し息が上がるような運動などをする


そして、結構乱れてしまっている人は
これを交互に行うことで
外部刺激によって強制的に天秤を上下させることにより
ネジの錆が少しずつ取れていき
また自然と揺れる状態へと戻っていきます


他にも消化吸収の作業は副交感神経の時なので
「ボーッとする人は一旦食事を休む」
みたいなこともありますが、
全てを書き出すとキリがないので
相談されたい方はお問い合わせより西田宛にご連絡くださいませ


では、また次回です(^ ^)

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