スポーツクラブ・ジム・フィットネス/ダイエットに効果的な加圧トレーニング・ストレッチのパーソナルトレーニングジム レプレ/吉祥寺・神保町(御茶ノ水)

LEPRE式カラダ辞典

お酒で太る本当の理由

協力(提携先):医療法人社団ひのき会証クリニック・株式会社マメキカク

中性脂肪の分解酵素リパーゼ

分解酵素は栄養素ごとに種類が決められています。
脂肪細胞の中で脂肪分解をしてくれるのが、「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素です。
ノルアドレナリンという神経伝達物質によって活性化します。

分解酵素は体内の水中にある各栄養素へとたどりついて分解します。
ただ、ご存知のとおり脂肪は水に溶けません。水に油をいれると浮いてしましますよね。
その為、たくさんのリパーゼが体内に出たとしてもそのままではリパーゼが脂肪にたどり着きにくいため分解が起こりにくくなります。
では、どのようにリパーゼは脂肪へとたどり着くのでしょう?

胆汁がダイエットを救う!

胆汁は脂肪を分解するためにはとても大切な役割をしてくれます。
先程もお伝えしましたが、酵素がたどり着くには水に解けなくてはいけませんが脂肪は水に溶けません。
胆汁はその手助けとして、洗剤のように油と水を絡ませリパーゼが脂質にたどり着きやすいようにしてくれます。
つまり、胆汁の分泌が脂肪分解の鍵を握っているのです。

胆汁と肝臓の関係

胆汁はコレシストキニン(CCK)という消化管ホルモンが胆のうを収縮させることで十二指腸より分泌されます。
この胆汁。実は胆のうで作られているのではなく、肝臓で作られています
肝臓は、アルコールを分解することで有名ですが胆汁も作ってくれています。
しかし、アルコールをたくさん飲んだり毎日飲んだりすると肝臓はアルコールを分解することにばかりエネルギーを使わなければいけないため、胆汁を作るエネルギーが足りなくなります
すると、当たり前ですが胆汁の分泌量が減ります。
分泌量が減ると、脂肪と水が混ざりにくくリパーゼがたどり着きにくくなる=脂肪の分解がされにくい
ということになるのです。
お酒が好きな人で太り気味の方が多いのはこういうことがカラダで起きていたからなのです。
いくら飲み会で食べるのを抑えていてもカロリー制限にはなっていても、脂肪の分解には関係なかったのです

決めてはやはり運動!

脂肪が分解する仕組みはOKですが、あくまでもこれは脂質がグリセリンと脂肪酸に分解されただけです。
体脂肪を減らすには、脂肪酸を燃やさなければいけません
この脂肪酸は、血液中に溶けて遊離脂肪酸となり筋肉に運ばれ、筋肉内のミトコンドリアが酸素と共に燃やしてくれます
筋肉内に酸素が必要ということは、やはり有酸素運動が大切になってきます。

胆汁をしっかりと分泌させて、有酸素運動!
体脂肪を燃やすには必須の条件ですね。