協力(提携先):医療法人社団ひのき会証クリニック・株式会社マメキカク
加齢により低下するバランス能力
筋力・筋持久力・柔軟性・敏捷性・瞬発力・全身持久力・バランス能力といった体力要素は加齢によって全般的に低下しますが、
なかでもバランス力はもっとも落ちやすい体力要素となっています。
これは、脚の筋力低下と三半規管の機能低下が同時にくるためだといわれています。
そしてその相乗効果により他の体力要素も低下が激しくなると考えられます。
バランス能力のトレーニング
バランス能力の低下は転倒のしやすさの要因になります。
単独歩行が困難になる人は、下肢筋力が弱く片足立ち時間が短くなります。
下肢筋力は歩行だけでなく、椅子から立ち上がる、階段を上る動作、トイレ動作に必須で生活をする為の基本になります。
その為、筋トレのスクワットで足腰の筋力を鍛え、片足立ちバランスでバランス能力を維持し、
これらを同時に進めていくことが老化防止にもつながるので大切になります。
ただし、中高年の方は運動能力の個人差が大きいため個々にあったトレーニングメニューを組むことがとても大切です。
そのためにも、まずはパーソナルトレーナーにカラダを見てもらい、
ただの運動不足対策ではない自分の運動能力にあったメニューを実践することが必要です。
資料:
寝たきりにならない!生涯現役のための筋トレ 加藤浩人
ロコモティブシンドロームの概念 医学のあゆみVol.236 No.5 中村耕三