腸内フローラのコントロールが健康に繋がる?|レプレ式カラダ辞典

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腸内フローラのコントロールが健康に繋がる?

協力(提携先):医療法人社団ひのき会証クリニック・株式会社マメキカク

腸内フローラのコントロールが健康に繋がる?

腸内フローラのコントロールが健康に繋がる?

腸内細菌は、私たちの体の一部といっても良い位、重要な存在です。
いっそ臓器の一部であるとさえいえるかもしれません。
では腸内細菌を増やせば良いか?というと、それももちろんですが、数だけでなく、種類が多いことも大切です。
バラエティをもっていることが大事、ということです。

腸内細菌は私たちが食べたものをシェアしています。(主に食物繊維をえさにしています。)
腸内細菌の多くは大腸にいますが、線維が多いものはすぐに消化されず、大腸まで届いて腸内細菌に代謝されるのです。
最近は食物繊維をとることが少なくなっており、日本人は基準量に達していません。
これでは腸内細菌の数が増えないということになります。

食物繊維といえばごぼう、タマネギ、アスパラなどの野菜に、納豆、大豆などの豆類です。
元々日本人は大豆をよく食べる民族だったのですが。

しわを改善するといわれているエクオールも腸内細菌が大豆を分解する際に発生します。
最近は自分の腸内細菌を調べて、自分に足りない菌を摂取し、菌を新しく育てるという考え方がでてきています。
体質は遺伝子が決めていると思われていますが、じつは腸内細菌が決めているかもしれないとまでいわれてきているのです。

このように今、腸内細菌はとてもホットな状態ですが、なにもかも腸内細菌がと、原因づける考え方は危険です。
ヒトの体は複雑で、何か一つの要因だけで決めることはできません。
腸内細菌も、医学や医療に通用するかどうか、ということはもう少し詳しく臨床試験などしないと表面的な話になってしまいます。
しかし、腸内細菌がヒトの健康や美容に影響を与えていることは確実であると言えるでしょう。